HEADRUSH PEDALBOARD と Helix などのギタープロセッサーを徹底比較!
今年頭に、新ブランド「HeadRush」が、
今まさに旬なフロアタイプの高音質ギタープロセッサー市場に期待の対抗馬を投下してきました。
その名も『HEADRUSH PEDALBOARD』。
まだ少し知名度は低いですが、価格的にもLine6社のHelixが対抗馬となることが予想されます。
この手のタイプのギタープロセッサーの購入を検討している方向けに
各ギタープロセッサー4機種の比較をしてみましたので、参考にしてみてください。
目次
価格
Helix Floor | 213,840円 |
Helix LT | 138,240円 |
AX8 | 226,800円 |
HEADRUSH PEDALBOARD | 138,000円 |
(※デジマート新品最安値)
HEADRUSH PEDALBOARDの価格は私個人の予想価格になります。
海外製品の為、そのままでの価格はまずありえないので、
+4万~5万程で考えると16~17万円前後ではないかと予想出来ます。
「HEADRUSH PEDALBOARD」の英国での価格は899.99ポンドとなっており、
日本円にすると125,000円前後。
日本での販売価格が発表され、138,000円での販売となります。
予想以上に安価になりましたね。
完全にHelix LTを飲み込む勢いです。
デザイン
HEADRUSH PEDALBOARD
4機種比較
画像をクリックすると拡大出来ます。
(※左上:Helix Floor、右上:Helix LT、左下:HEADRUSH、右下:AX8)
(※上から順に Helix Floor、Helix LT、HEADRUSH、AX8)
背面の画像は、大体ではありますが、端子サイズで大きさを揃えているので、
長さや高さはより現物に近い比較が出来るようにしてあるつもりです。
メーカーから正確なサイズが発表されていませんが、
恐らくこの4機種の中では、HEADRUSHが一番薄く横長の筐体になると思われます。
高級感あふれるHelix Floor、シンプル性が売りのHelix LT、
メカニック感とコンパクト感を実現したAX8、輝くネオン色が美しさを引き立てるHEADRUSH。
デザインはどれも素敵で、デザインだけで選ぶのは非常に困難ですね。
モデリング数
アンプ | キャビネット | マイク | エフェクト類 | |
Helix Floor&LT | 45 | 30 | 16 | 70 |
AX8 | 259 | 42 | 0 | 57 |
HEADRUSH | 33 | 15 | 10 | 34 |
(※アップデート等により変動してる場合があります。)
HEADRUSHのモデリングの少なさが目立ちますね。
ただ、それぞれのモデリングの質が良ければ十分に幅広い音色が作れる数ではあります。
ガチガチにトリッキーで変態級の細かい音を作り込みたい方には向いてないかもしれません。
それにしてもAX8のアンプモデリング数は頭一つ抜けてますね・・・(笑)
ペダルはついていないですが、これは確かに価格相応な気がします。
HEADRUSHの機能面
タッチパネル
HEADRUSHでは他機種と一線を画す点として、タッチパネルの搭載があります。
他の機種でも直感的な操作性とは謳っていますが、
HEADRUSHは本当の意味で直感的な操作性を実現しています。
エフェクターの並び替えもフットスイッチ部への配置変えに関しても
タッチパネルで操作可能でストレスフリーな使い勝手になりそうです。
また、非常に反応も良く、スマートフォンを弄っている感覚と同じレベルで操作が出来そうです。
もちろん音色などの設定は手を使わずとも弄れるようになっており、
どんな場面でも使い勝手に困りません。
そしてこの圧倒的に見やすい配置画面は素晴らしいの一言に尽きます。
スマホのアプリを使ってるような感覚ですね。
OLEDディスプレイ
HEADRUSHでは、フットスイッチ上部に
何が入力されているのかが表示されるOLEDディスプレイを搭載しています。
Helix Floorでは、スクリブル・ストリップというものが各フットスイッチ上部についており、
それにあたります。
Helix LTではこれを排除し価格を抑えたモデルではありますが、
HEADRUSHはHelix Floorよりも安い価格でこれを搭載しています。
厳密的には作りが違うとは思いますが、各フットスイッチにディスプレイを搭載し、
かつ価格を抑え気味にすることによりHelixとの一線を画すつもりでしょう。
無くてもディスプレイ表示が出来る為困らないものではありますが、
パッと見で今踏もうとしているフットスイッチには何が入っているというのが分かる為、
ストレスは非常に少なくなることでしょう。
オーディオIF
HEADRUSHにはオーディオIFを搭載しています。
Helixにも搭載していますが、AX8には搭載されていません。
宅録ユーザーにとっては必須と言っても過言ではない機能ですよね。
PC側でのエディットツール等があればなお言うことありませんがまだ公表されていません。
20分も使えるルーパー
Helix Floor&LT | フルスピード:30秒(モノラル時1分) 1/2スピード:1分(モノラル時2分) |
AX8 | 4分(モノラル時8分) |
HEADRUSH | 20分 |
20分も使うのかどうか微妙なところではありますが、表現の幅は広がりそうですね。
また、恐らくですが、モノラル時20分でステレオ時10分になりそうです。
HEADRUSHの音色
ホールリバーブが最高に気持ち良いですね。
音の粒立ちも素晴らしいです。
また、ツマミの動かしやすさや設定の手軽さが見て分かります。
IRはOla氏のものを使っているようですが、迫力のある素晴らしいメタルサウンドです。
モデリング数は他と比べて少ないですが、この感じだと十分過ぎると思います。
音質も他と真っ向から勝負できるものだと思います。
まとめ
HEADRUSHは入力端子も最低限で非常にシンプルで使いやすそうです。
まだまだ公表されていない情報も多く、音色に関してもまだまだ分からない点が多いです。
それでも十分過ぎる程のモチベーションを感じます。
今年中に発売予定ですので、Helix LTの購入を検討されている方は、
もう少し時間を置いてより多くの情報を比較した上で決めたほうが良いかもしれません。
こちらの記事は、情報が解禁され次第随時更新していきます。
その他詳細に関しては、公式ホームページをご参照ください。
● HeadRush – HEADRUSH PEDALBOARD
もう最近のやつはどれ買っても音が悪いなんて事はほぼないですねw
環境によってはタッチパネルはすごい便利そう。
でも、やっぱり価格面からもHELIX LTは強そうですねw
> SoNickさん
価格と使い勝手が勝敗を決めそうですねw
フロアタイプは基本家にいる時は有用かもしれませんが
ステージだと使う機会がほぼ無いかもしれないですね。
エディットツールがあるとしたら家でも使わなくなる可能性はありそうですが、
それでも非常に便利な機能だと思っています。
タッチパネルとフットスイッチ上部のディスプレイが欲しい人はHEADRUSH、
別にいらないという方はLTという流れになると思います。
Helix Floor・・・(‘;’)